綺麗な空を見ていたい

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死のうとしたことなんて

小学生の頃おじいちゃんが癌になったって知った時すごく自分を責めた。

 

 

毎週のように遊びに行ってたのになんで気づかなかったんだろう?体調が悪いって言われてどうしてお見舞いに行かなかったんだろう。

 

 

その時期きっと家にいることが嫌だったんだと思う。

 

 

だから週末は必ずと言っていいほど大好きなおじいちゃんの家に泊まりに行ってた。

 

 

だけどある日からおじいちゃんの体調が悪くなって何週間も泊まりに行くことが出来なかった。

 

 

電話越しに「ごめんね」って私のわがままなのに泊まりに行くことが出来ないことに対して謝ってた。

 

 

小学生だったし普通の子よりバカだったからすぐ治るって思ってた。

 

 

だけど癌だった。

 

 

でも、癌になったとしてもいつか元気になるって思ってた。

 

 

死んじゃってから初めて自分ってこんなにも何も出来ないんだって気づいた。

 

 

お葬式の時にすっごい泣いてるお母さんの横で涙を堪えた。だって最後の最後に泣いてる姿見せたくなかった。

 

 

でも、一週間くらい経ってから自分の机でずーっと泣いてた。

 

 

「なんで死んじゃうの?なんで?私まだ中学生にもなってないよ?なんでなんでなんで?私のせいだ。私が気付いてあげてれば死ななかったのに」

 

 

って今でもたまに思うけど当時は本当に悩んでた。

 

 

お母さんには貴女のせいじゃないよって

 

 

だけどもっと早く気づけたかもしれないちゃんと病院に一緒に行って検査してもらえてればとか後悔みたいな感じ。

 

 

死にたかった。お母さんもお父さんも優しいし学校だって楽しかった。だけど自分の居場所が欲しかった。

 

 

たった一つの自分の居場所がおじいちゃんといることだった。

 

 

それが無くなって自分なんて死んじゃえばいいのにって思ってた。

 

 

お母さんに死にたいって言ったこともあった。

 

 

冗談でも親の前でそんなこと言わないでって怒られた。

 

 

どうしても辛くなった時はノートに全部書いた。

 

 

「死にたい」

 

 

ってたくさん書いた。

 

 

でも、時間が経つにつれ死にたいって思うことは少なくなった。

 

 

おじいちゃんが悲しむんじゃないかって考えるようになってから。

 

 

お母さんだって友達だって悲しむかもしれないって。

 

 

だから生きようって。

 

 

だけど、ふと横断歩道を渡った時このまま停ってるトラックのブレーキがきかずに私に突っ込んできたらどうしようとか。

 

 

自転車で踏切待ってる時に飛び出したらどーなるのかなとか。

 

 

道路走ってる時に体を少し横に傾けたらとか。

 

 

考えるようになってる自分がいた。

 

 

死のうとしたことなんてない。

 

 

でも、些細なことがきっかけで死んだらどう思うんだろうって。自分も周りも。

 

 

死んだところで自分の価値の無さに気付いてしまうだけなんじゃないか。

 

 

すぐに忘れられてしまうんじゃないかって。

 

 

そう思うとやっぱり死にたくないなって。

 

 

だけど生きるのも飽きたなって。

 

 

早くおじいちゃんに会いたいな。